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2019.12.09 Monday
ヒストリー・オブ・オレバイク その4:KUSHITANI名東店

先日、とあるワードでグーグル検索しておりましたら自分のブログのとあるページが大量ヒットしてビックリしたのですが、そこで目にしてこの連載記事の存在を思い出しました。

 

 ヒストリー・オブ・オレバイク その1

 ヒストリー・オブ・オレバイク その2

 ヒストリー・オブ・オレバイク その3

 

今のスクランブラーで僕のバイク歴はちょうど10台目になりますので、それまでのバイク遍歴でも振り返ってみようかな?と思いついて書き出し、例によって途中で飽きたまま忘れてた連載ですね。

 

僕はこの「個人史」というやつが大好きなくせに決定的に根気がなくすぐに飽きる悪癖があります。

 

放置したっきり数年が経過した高松時代のアレとか、たった一回で後が続いていないコレとかww

 

ただし昨日この自分の書いた「ヒストリー・オブ・オレバイク」を読み直してみたら実に面白いじゃないか藤森クン!キミ文才あるよ!ww

などと結構読み耽ってしまったわけです。

 

自分史と同様、僕は何が好きって自分の書いた文章を読むことほど好きなことはないんですよ。

 

そんなわけで、ちょっくら続きを書いてみますかね。

 

えー・・前回はヤマハSRまででしたね。

 

実は僕の歴代の所有オートバイの中で、最も気に入っていたのがこのSRでした。

偏愛していたと言っても過言ではないかもしれないですし、オートバイなんかSRさえあれば別に他はいらないじゃんとも思っていました。

 

しかし90年代半ばに、オートバイを取り巻く環境変化の中でも(恐らくその歴史の中でも最大級の)かなり大きな改革の波がやってきます。

免許制度の改革により大型自動二輪免許が教習所で取得できるようになったのです。

 

これはオートバイとライダーを取り巻く環境を一変させたと言っても過言ではないでしょう。

 

そして実に歓迎すべき朗報でもありました。

 

個人的なことを言えば、僕は特にビッグバイクに関心はありませんでした。

オートバイの排気量なんか400佞△譴弌碧佑砲箸辰討蓮暴縞だったからです。

 

ただしこの改革には諸手を挙げて賛成でした。

 

そもそも「16歳になれば排気量に制限なく二輪免許が教習所で取れる」というのは、国民が元来持っていた当然の権利です。

 

それを「暴走族対策」という名のもとに、国家権力によって一方的に剥奪されていたのです。

これは実にナンセンスなことです。

 

僕がビッグバイクに関心があろうとなかろうと、本来当然あって然るべきだった権利が戻ってきたということにおいて僕はこの改革を100%支持しました。

 

それともう一つ僕が今一つビッグバイクに関心を持てなかった理由に、当時の大型二輪免許取得者の若干の「特権階級意識」が鼻についたってのもあります。

 

確かに当時の限定解除試験の難しさは充分理解出来ます(僕も中型二輪免許を所謂「飛び込み」で取得した経験がありますので)。

 

それはそれで一定のリスペクトはありますけど、本来我々が当然持っていて然るべきだった権利を一方的に剥奪されたが故の、「屈辱の選択」に過ぎなかった「飛び込み試験でのみの取得」に特権階級意識を持つなんてのは、人として持つべき矜持としてはまるで本末転倒な感じがしたのです。

 

案の定、教習所で取得可能になった改革に対して「限定解除組」はブツブツと異を唱え始めました。

 

「簡単に免許が取れるようになって事故が増える」とかいかにもな理由を挙げてはいましたが、要するにオレはあんなに苦労してこの免許を取得して、他の(中型)ライダーの尊敬の念を集めてたというのに、教習所で誰でも取れるようになったらその価値が暴落するじゃないか!と彼らは言いたかったのでしょう(多分)。

 

ルサンチマンというもののあまりに分かりやすい発露に逆に感心をしつつも、そういう「特権組」を崩壊させたという点においても(個人的痛快さを含めてw)免許制度改革を歓迎しました。

 

あれから20年以上が経過した今、「オレは試験場で限定解除した」なんてことを自慢するライダーはほぼ見かけなくなりましたね。

(もしかしたらまだいるかもしれませんが)

 

しかし僕はオートバイやライダーのヒエラルヒーが、まるで排気量にシンクロしているかのような発想は好きではありませんでしたので、改革には賛成ながら、それが自分自身が大型免許を取得することとはすぐさまは結びつきませんでした。

 

しかしほどなく僕は大型二輪免許を教習所で取得します。

この経緯についてはまた話すと長くなるので詳細は割愛します(笑)

 

簡単に書きますと、身近な人の中型(普通)二輪免許の教習風景を見に行って「ワッハッハ!下っ手クソだなぁ!!」と笑ってるうちに「いやまてよ・・・果たして今のオレにあのクランクとか一本橋をソツなくこなすテクニックはあるのか?」ということに俄然興味が湧き出し、それを試すついでに免許貰えるならラッキーじゃん?とか思ったのがキッカケなわけです。

 

まぁ行ってみたら一段階の見極めで不合格になったりして、まるで友人のことは笑えなかった・・・という結果だったわけですがw

 

さて。

実に分かりやすく流されやすい展開で、ここまで偉そうに書いたことを台無しにするわけですが、免許を取ったらやっぱり気になるわけですよ(笑)。デカいバイクがww

 

免許制度改革を受けて、オートバイメーカーの開発は明らかに大型バイク偏重になっていましたし、車種の選択肢も増えてまいりました。

 

そこで僕が初のビッグバイクとして選んだのはコレであります。

 

TRX850.jpg

 

ヤマハのTRX850です。

 

もうその時点で発売後数年が経過していたと記憶しておりますが、お客さんが乗ってこられる度に「カッコイイバイクだなぁ」と思っていました。

 

コンパクトな車体にトラスフレーム。

レーサーレプリカではなく、あくまでもストリートスポーツとして洗練されたそのデザインは実にヤハマらしさが溢れていました。

(当時隆盛を極めていたBOTT等のイベントレースのベース車両として開発された側面も少なからずあるでしょうけど)

 

しかしまぁこのオートバイが、(エンジン形式の違いはありこそすれ)ドカティ900SSを意識していなかったか?っていうとそんなことはやっぱりないでしょう。

 

赤単色の塗装やトラスフレームにハーフカウルという構成は、人々から「プアマンズドカティ」とか陰口をたたかれることをヤマハとしても充分承知の上だったと思います。

 

まー色々言われましたよ実際w

 

中には「そんなニセモノ乗らずにそろそろドカティ買いなよ」とか素晴らしく余計なお世話な「アドバイス」をしてくる人もいましたよ(あーーうっせぇ!うっせーー!w)

 

バイクにニセモノも本物もありません。

 

どんなオートバイだって、エンジニアやデザイナーの心血が注がれていることは疑いようのないことですし、オートバイに限らずデザインというのは必ずオマージュから始まるのです。

 

しかしこのTRXにとって実に不幸なことは、このオートバイが持って生まれた素性と、僕の使用用途が根本的に合ってなかったことですw

 

だって相変らず僕のオートバイの使用用途の大半はキャンプツーリングだったわけですからwwwww

 

 

どうも僕は自分の使用用途と、そのオートバイの本来の設計思想とがズレる車種選択をする傾向があるようです。

 

ロングツーリングやキャンプツーリングが大好きな割に、アドベンチャーツアラー的なオートバイにはまるで触手が動かないのです。

 

オートバイややっぱりデザインが大事です。

そしてここも大きなポイントですが、僕は割とコンパクトなオートバイが好きなのです。

 

コンパクトでスリムなオートバイは見た目が洗練されていると(僕の審美眼では)感じますし、重要なのは僕の身長です。

 

僕の身長は166cmと、同年代の男性と比べても低い方です。

これも僕の審美眼に過ぎないのですが、オートバイの美しさというのは「人が乗った状態」で完結すると思っています。

 

体格に合わないオートバイに乗ってるのは、体格に合っていない服を着ているような違和感を感じるのです。

よって(デザインの好みありますが)比較的大柄なアドベンチャーツアラーは選択肢に入ってきませんでした。

 

 

カフェに停めているのを、店の中からもウットリと眺めちゃうような洗練されたデザインのオートバイというのは得てして乗車姿勢や積載性がロングツーリング向きじゃないのはよーく分かってるんですけどね・・・

どっちを取るのか?と聞かれたら利便性を犠牲にしちゃうわけですよボク。

 

そんなわけで、馴染みのオートバイ屋さんにワンオフのキャリアを制作してもらったりしながらこのTRXで北海道にも4回行きました。

 

CIMG0374.jpg

 

CIMG0312.jpg

 

CIMG2524.jpg

 

しかし荷物がどんどん増えていってますねw

4枚上の写真は初めて北海道へ行った時のものですが、今見るとよくこんなコンパクトなパッキングでキャンプ道具も全て積んでいったものだなぁ・・・と感心しますね。

 

TRXはリアシートが独立してパカンと外れるようになっていましたので、中古でシートだけ買ってきて、そこにキャリアをネジ止めし、キャンプツーリングの時だけ付け替えるようにしていました。

 

CIMG2496.jpg

 

 

そうそう。

この頃には塗色を黄色に塗り替えています。

 

しかしまぁTRXにしてみれば「こんな使い方されるなんて聞いてないよ」ってところでしょうねぇ・・・・

 

CIMG0291.jpg

 

時にはダート走らされたりw

 

しかしあらためて昔の写真を見ていると、こんな純粋なスポーツバイクにも当時はちゃんと荷掛フックが装備されていたんですね。

 

 

こういうところは今のバイクも見習ってほしいです。

 

結局このTRXには7年程乗っていました。

 

デザインや乗り味なんかは気に入っていたのですが、年数を経る事に段々と僕はこのオートバイと距離を感じるようになってきました。

 

まずその第一の要因は「パワーを持てあました」ってところがあります。

TRXの馬力は多分80PSそこそこだったと記憶しております。

(Wikで調べたら83馬力でした)

 

これはビッグバイクとしてはけっして過剰なハイパワーではなく、むしろ常用域で使いやすい馬力として分類される設定でしょう。

 

しかし僕には明らかに不必要で過剰なパワーでした。

 

オートバイの馬力なんてお金と一緒で「ありゃあったで困るもんじゃないでしょ?」ってのも一定の真実なんですけど、最近の流行語的言い回しをすれば「身の丈にあってない」と感じることが多くなってきました。

 

まぁこれに関しちゃキャンプツーリングに使うのにピュアスポーツを選んだ僕に100%否がありますのでTRXにはホント「ちゃんと乗ってあげられなくてゴメン」としか言いようがありません。

 

それともう一つ問題がありました。

 

このTRXは中古で購入したのですが、どうもこの個体に不具合がありました。

 

単純に「真っ直ぐ走らない」のです。

いや・・普通に乗っている分にはもちろん体感的な不具合はないのですが、ハンドルから両手を離すと途端にフロントタイヤがブルブルと振えだします。

 

購入したのは大手中古販売チェーン店だったのですが、当時お世話になっていた個人店舗の信頼出来るメカニックさんに色々と相談して対策を施してもらっても、どうも根本的な解決には至りません。

 

フロントフォークのインナーチューブを交換して組み直してもらったりもしたのですが(インナーチューブも若干曲がってたらしい)解消しません。

 

手を添えて運転してる分には支障はないのですが、こういうのはどうにも気持ちが悪い。

 

結局はステアリングダンパーを付けて対処したのですがどうも「対処療法」という気がしてなりません。

 

こうなると何がしかの事故遍歴などから車体そのものに問題があることを疑わざるを得ないのですが、そのメカニックさんは人が良かったのでその可能性には決して言及しませんでした。

 

言えば「事故車を販売した」他店の批判になりますし、また「事故車を買わされた」という事実を僕に認識させることが忍びなかったのでしょう。

 

そんな感じでなんとなくモヤモヤ感が払拭しきれずにTRXに乗り続けていた2005年。

ふと手にしたオートバイ雑誌に掲載されていたニューモデルに僕は引っかかるものを感じたのです。

 

「その4了」 続きます。

 

追記:TRXというオートバイは、90年代半ばに突如湧き起った「ツインブーム」の先駆けになったモデルです。

この後ホンダからはVTR、スズキからはTLがリリースされ、特にVTR1000は大ヒットとなりましたが、そのムーブメントを切り拓いたのはTRXの存在があったからこそと断言してしまっていいでしょう。

 

シングルやツインエンジンが好きな僕には歓迎すべきブームではありましたが、結果的に言えばその後の国産車に「ツインエンジンのピュアスポーツ」というものを永続的なジャンルとして存続させるには至らず、一過性のブーム・・・もっと言ってしまえば「一過性の珍妙なブーム」として終焉しました。

 

当時のオートバイ雑誌には盛んに「ツインVS マルチ」みたいな記事が掲載され、加速性能やコーナーリング特性などを比較していました。

 

また当時ホンダはスーパーバイククラスで、それまでのRVFに代わって二気筒のVTR1000Rを投入したりしておりましたので、レースでの優位性がそのままストリートでの優位性に直結しているかのような論調で語られていました。

 

要するに四気筒と二気筒と「どっちがいいのか?」というベクトルでの比較になっていた感がありました。

 

これは実にナンセンスなことです。

 

レースでの優位性ということを追求するうえで・・・ってことなら意味があることですが、ホンダがVTRを投入した理由の一つに、当時のレギュレーションがツインならば排気量の上限が1000佞泙杷Г瓩蕕譴討い燭箸いΔ海箸眤腓い砲△襪錣韻如▲好肇蝓璽箸濃箸Δ謀たっては、「ツインかマルチか?」なんてのは単純に好みの問題でしかないと思うわけです。

 

そもそも特性も乗り味も明確に異なる両者を「性能面」で比べること自体に無理があり、言ってみれば「女の子の髪型はロングかショートか」みたいな論争と根本的に変わることがありません。

 

女の子の立場から「ロングとショートではどっちが男子からモテるのか?」という論争ならば、厳密な統計的優劣の判断が可能ですが(ちなみに僕はショートボブが好きですw)、男の立場からだと「お前そりゃ好みだろ」ってことで、酒場の論争としても5分で終了するレベルの話しです。

 

そういう俎板に乗せられてしまった国産ツインスポーツバイクは実に気の毒だったとしか言いようがありません。

 

普通に考えればマルチエンジンの方がクセがなく万人向けの乗りやすいエンジンに仕上がるのはバイク乗りならば誰もが知っていたはずなのです。

 

それでもバイクは趣味の世界ですから、ツインエンジンやシングルエンジンの鼓動感や出力特性に魅力を感じるライダーだっているはずで、そこには住み分けが成り立つはずなのです。

 

しかしこれが日本人の(っていうか大衆の)悪い癖なのでしょうか?

「で?結局どっちがいいのか?」っていうロジックの中に「自分にとっては」という(最も)大事な要素を欠落させたまま結論を出し、そこで得られた結論というのが実はただの最大公約数に過ぎないことに気が付こうとしません。

 

結局90年代中盤〜2000年にかけて起こったあだ花のような「ツインブーム」は「やっぱマルチの方がいいじゃん」みたいな実にバカバカしい空気の中で終焉し、元々貧困だった日本のバイク文化をただの1%も成熟させることなく終息しました。

 

しかしそこに意味があったのか無かったのか?ということとは抜きにして、そういうブームがあったことはバイク史の中の歴然とした事実であり、そのブームの先駆けとなったオートバイに自分が乗っていた(使い方が間違っていてもww)という事実は、僕のバイク史を語るうえで一つの彩りになることは間違いが無いでしょう。

 

長文にお付き合いありがとうございました。

| kushitanimeit | - | 12:14 | - | - | pookmark |
2019.12.07 Saturday
ウインターグローブカットモデル展示してます:KUSHITANI名東店

先日の記事でバラしたウインターグローブですが、「カットモデル」を展示しております。

 

DSC05580.jpg

 

カットの仕上がりは実に雑なんですがwww

 

DSC05581.jpg

 

一応こういうPOPを付けておりますので、ご参照くださいませ。

カットの雑さは手描きイラストでご勘弁を!

 

スクリーンショット 2019-12-07 18.39.08.jpg

 

そのうちカットももうちょっと綺麗にやり直したいと思っております・・・

 

気が向いたら・・・ではありますが・・・・

 

 

| kushitanimeit | - | 19:21 | - | - | pookmark |
2019.12.06 Friday
さよならセロー:KUSHITANI名東店

僕が初めて買ったオートバイ雑誌は、忘れもしないアウトライダー誌の1986年11月号で、それはアウトライダー誌の創刊3号目か4号目にあたるのではないかと記憶しています。

 

新しい趣味を始めて、その趣味に関する雑誌を買うというのは、何とも言えない昂揚感と若干の照れ臭さも伴う独特の感覚がするもので、僕はその感覚が嫌いではありません。

 

それは何か新しいことが始まる扉の音です。

 

ともあれそのアウトライダー誌に掲載されていた寺崎勉氏による林道ツーリングレポートで使われていたのがヤマハのセローとXT250Tでした。

 

レポート中の写真に写る、野宿地に停められ、そぼ降る雨に濡れたセローとXTはとても美しく、それが僕がセローというオートバイを認識した初めての媒体でした。

 

当時はオートバイブームだったこともあり、身近でセローに乗っている人も幾人かいましたので目にする機会も多く、またデザインやコンセプトも僕の好みであることは間違いなく、常に横目で気になりつつも結局は乗るまでには至らなかった車種の一つです。

 

ヤマハの開発陣の設計コンセプトは恐らく一貫してブレてなかたったのでしょうけど、エンデューロブームの渦中で、セローは次第にその足つきの良さや扱いやすい特性などから「初心者や女の子が乗るオフバイク」のような位置付けになってしまった感もありましたし、セル付きになって大幅にデザイン変更されて以降のモデルは、僕の好みとは次第に離れていきました。

 

やっぱりセローのデザインは初期型に尽きます。 シンプルで武骨なのに洗練されて美しく、実にヤマハらしい。

(後の派生モデルであるTT225も大好きでした)

 

セローが無くなる日が来るなんて想像もしていませんでした。

 

ヤマハは何があってもセローとSRだけは造り続けてくれると信じていましたし。

 

しかし企業である以上、顧客のセンチメンタリズムにいつまでも付き合っているわけにいかないでしょう。

 

「クシタニは何があってもKマークのツナギを造り続けてくれると信じていました」と言われても困りますしね(笑)

 

ともあれこの初期型セローの写真を見てるだけで、オートバイに乗り始めたばかりの頃の狂おしいまでの昂揚感と、アウトライダー誌の紙面から匂いまで感じた雨の森に佇むセローの風景を思い出します。

 

https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1912/05/news116.html

 

| kushitanimeit | - | 11:55 | - | - | pookmark |
2019.12.05 Thursday
クシタニ職人謹製!!クリスマスボードがやってきた!!:KUSHITANI名東店

クシタニ本社工場の職人さんときたら、皆様その職人技にはため息が出るばかりなのですが、中でもこの方、ライダースクラブ12月号にも紹介された大石さんの技ときたらもう「情熱大陸」とかに出てもおかしくないレベルです。

 

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↑この記事ご覧になった方も多いんじゃないでしょうか??

 

実は名東店には、この大石さんの「作品」が結構飾られてるんですよ!

 

例えばコレ!

 

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レジカウンターにあるコレ!

 

 

このバックスバニーは、以前ウチの常連さんがスーツを作られた時に背中に入れたイラストなのです。

これがなかなか可愛らしいので、「もう一個展示用に作ってあげるわ」とわざわざ制作してもらったものです。

 

そして名東店では常に注目度NO1のコレ!

 

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これは「ツナギを着たスヌーピー」の可愛らしさに目がいきがちですが、真骨頂は背中にあるんですよ!

 

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ねえ?凄いでしょ??

 

これ、全て「革を切って重ねる」→「その都度ステッチかける」の気の遠くなるような繰り返しによって出来上がってるんですよ!

 

そんな大石さんの「新作」が名東店に届きました!!

 

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ジャジャン!

クリスマスボードです!

 

これまた手の込んだ作り込み!

 

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全てのパーツにステッチが入っています。

 

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お店に入ってすぐのところに展示しておりますので、この職人技をとくとご覧くださいませ〜!

 

また大石さんからはこんなプレゼントも頂きました!

 

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ファスナースライダーです!

同じデザインは二つとありません!

 

全て手作り限定品です!!

 

こちらは5000円以上お買上げの方にお好きなデザイン差し上げてます!!

| kushitanimeit | - | 09:06 | - | - | pookmark |
2019.12.03 Tuesday
【加筆訂正版】ウインターグローブをバラしてみる:KUSHITANI名東店

*先日アップした記事に、企画開発部からの解説を頂いた内容を加えて加筆訂正しております!*

 

 

先日、とあるお客さんが「買ったばかりのグローブをうっかりマフラーで溶かしてしまって・・・」と、もう1本同じものをお買い求めにご来店されました。

 

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うわぁ・・・これは切ない・・・・

 

僕もマフラーで色々なものを溶かした経験がありますので、実に気持ちがよく分かります。

 

製品上の不具合が原因の破損であればメーカーに対応を求められますし、使用による劣化であれば納得もいきます。

 

また、転倒で破損してしまった場合は「自分の身体の代わりに壊れてくれたんだから・・」と解釈すればそれで納得することが可能です。

 

ただこの「マフラーで溶かす」ってのは「ちょっと注意すれば防げたことなのにオレのバカーーー!!」という悔しさを払拭出来ません・・・

 

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結構溶けてしまっております・・・

 

その悔しい気持ちを無にしないためにも、この際ウインターグローブの構造を知るために解体してみましょう。

それがせめてこのグローブを正しく成仏させてやることが出来るんじゃないかと。

 

それに中々ウインターグローブの中身を見る機会というのは僕らでもありません。

どんな構造になっているのかってことは企画開発の方に説明は受けておりますが実際に見てみるのとでは理解度が異なるでしょう。

 

まずは溶けた部分を極力切り取り、表の素材にナイフを入れていきます。

 

DSC05483.jpg

 

この表皮は通常のナイロンで特に特殊な素材ではないかと思います。

これを一枚剥くと何やらスポンジが現れました。

 

このスポンジに関しましては、主に「表生地に張り感を持たせるため」のものだそうです。

確かに表のナイロン生地だけですとコシのない仕上がりになってしまいそうですね。

 

これにはプロテクションや保温性に寄与している部分も多少なりともあるかと思われます。

 

DSC05484.jpg

 

次にこれを切り裂いていきますと、銀色のフィルム状のものが現れます。

 

DSC05485.jpg

 

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これはこのグローブの防水性能の要となる防水フィルムです。

商品名通り防水透湿性素材”アウトドライ”フィルムです。

 

これを切り裂いていきますと何やら布状の素材が現れます。

 

DSC05486.jpg

 

これは中綿の補強のために入れられているとのことです。

 

そしてこの下には、ウインターグローブの性能の核心とも言うべき中綿が現れます。

 

DSC05488.jpg

 

ウインターグローブの保温性はほぼこの部分で確保されております。

 

このグローブには、古くから高性能保温素材として知られるシンサレートが封入されています。

 

シンサレートという素材は僕が高校生の頃には既に登場していたと記憶しておりますが、極細の繊維を複雑に絡ませることにより、薄くても多量のデッドエアを含むことが出来るという構造になっています。

 

シンサレートが登場した頃は、アウターシェル素材のゴアテックスなどと同じく、「天然繊維を化学繊維が物凄い勢いで凌駕していく」まさにその渦中にありました。

 

新素材が出る度に「同じ量で保温性はダウンの〇倍!」みたいな宣伝文句をよく目にしました。

 

今はそれも落ち着き、天然素材はその良さも見直され、そこを活かしたアイテムとの住み分けが成立していますね。

 

ウインターグローブの場合はその特性上、操作性をスポイルする要素を極力排除して開発しますので、ここに薄くても暖かいシンサレートを配置することは至極理に適っているわけです。

 

さて、その中綿を剥がしていくとようやく裏地に辿り着きます。

 

DSC05489.jpg

 

手の甲側はこんな感じですね。

 

つまり6層構造になっています。

 

対して掌側はもうちょっとシンプルです。

 

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表皮の革を切り裂くと、すぐに防水フィルムが現れ、そしてその下はもう裏地です。

 

DSC05491.jpg

 

中綿に類するものは装備されておりません。

 

これに関しては「操作性をスポイルしないため」というのがその理由のほとんどでしょう。

 

それと最近ではグリッピヒーターを装着されている方も多いため、「グリップヒーターの熱をダイレクトに伝える」という意味も多少あるかもしれません。

 

大体の構造は新作の展示会の時などに聞いてはいましたが、実際にバラしてみると想像以上の多層構造で、非常に手が込んでいるだけでなく、ウインターグローブというものの至上命題である「保温性と操作性のバランス」を徹底して追求した作り込みになっていることがよく分かりました。

 

実に勉強になりました。

 

もうちょっとカッコ良く「カットモデル」が出来ましたら、ウインターグローブコーナーに展示したいと思います。

 

| kushitanimeit | - | 19:46 | - | - | pookmark |
2019.12.02 Monday
お急ぎを!E ONEウォームパンツ在庫少なくなってまいりました!:KUSHITANI名東店

一般アパレルさんほど季節感を先取りはしておりませんが、一応11月末からはクリスマス風味のディスプレイを意識しております。

 

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ツリーなども出しております。

 

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僕はこのツリーの飾りつけというヤツが苦手でして、いつも寝癖のお父さんみたいなツリーになってしまいますのでw、昨年からはヨーコさんにやって頂いておりまする。

 

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うむうむ。やっぱり女性の方がこういうの得意ですよね。

実にいい感じに仕上げていただきました。

 

さて。

急激に冬らしい日が増えてきましたら、急激に冬用パンツの売れ行きが良くなってまいりました。

 

まー大体皆さん寒さ対策はジャケットからなんですよ。次にグローブです。

この辺りは必要に迫られるところも大きいですし、早く買いに来ないと無くなっちゃう!という危機感も大きいですし。

 

で、パンツはどーしようかな〜?

ジャケットとグローブでお金使っちゃったし、とりあえずジーパンでしばらく我慢するか・・・ってんで11月半ばくらいまでは引っ張るんですけど、この季節になるとどうにも我慢出来なくなって見に来られる方が多いのでしょう。

 

ここ一週間くらいK-1949 E ONE ウォームパンツの裾上げばかりしていた気がします。

 

で、在庫もあっという間に少なくなってまいりました・・・・

 

DSC05500.jpg

 

ここにぶら下がっているのが名東店の在庫の全てです。

 

これをお探しだった方はとにかくお急ぎください!

 

在庫状況(色・サイズ等)はお気軽にお問合せくださいね!

 

| kushitanimeit | - | 20:17 | - | - | pookmark |
2019.11.26 Tuesday
魂を売ったオレ(ハンドルカバー装着編):KUSHITANI名東店

バイクに30年以上乗っていて、もうどうあっても解決不能だったのが「冬場のツーリングの指先千切れそうに寒い(痛い)」問題です。

 

これはもう皆さん体験されていることだと思いますが、外気温が5℃以下になると、どんなに高性能なウインターグローブやインナーグローブを併用しても根本的には解決出来ません。

 

経験上この温度域になりますと、クシタニの最高峰ウインターグローブにインナーグローブを併用して「あぁ!!もう指先が痛くてどうにもならぬ!!」という状況になるまで1時間〜1時間半程度の時間しか稼げません。

 

まぁ1時間〜1時間半に一回休憩して、指先を缶コーヒーか何かで温めてリセットしてやればいいのですが、ウエア類の進歩で身体に関してはそれほど寒さを感じなくても済むようになったのに比べると、どうも指先問題はこの30年でそれほど進歩しているように思えません。

 

実のところ3年前にスクランブラーを買い、初めての冬に純正グリップヒーターを装着した時に、ようやくこの問題から解放されると思ったんですよ・・・

 

しかしグリップヒーターに関して言いますと「期待したほどの効果はなかった」ってのが個人的な感想です・・・

 

もちろん無いよりもあった方が相当暖かいことは間違いありません。

しかし外気温5℃以下の状況で、「どれだけの時間や距離を走っても指先が痛くならない」という僕の期待には応えてくれませんでした(そもそもの期待値が高すぎるんですかね?w)。

 

分かりやすく言いますと、「もう指先が痛くて走行もままならない」状況になるまでの時間を、1時間後から2時間後に伸ばしてくれるのがグリップヒーターの体感的な効果で、結局は指先は千切れるほど痛くなることに変りはありませんでした。

 

さて・・そうなると残された手段はもうあと2つしかありません。

 

電熱グローブかハンドルカバーです。

 

ただし電熱グローブはまだ技術的に過渡期にあるというのが僕の印象ですし、クシタニが電熱グローブを販売していない以上、同じ「ウインターグローブ」というカテゴリーで他社製品を使わざるを得ず、この選択は外しました。

 

となると残るのはハンドルカバーです。

 

いや・・これの効果はもう散々聞かされてきました。

皆さんも散々聞いていると思います。

 

それなのにハンドルカバーを装着したスポーツバイクの割合がちっとも上がっていかない理由はもうただ一つです。

 

「カッコ悪いから」

 

もうこれだけですよね。

 

僕だってこれだけでしたよ。

でももう、「まぁ冬場限定だしまぁいいか。そもそもオレのバイクを誰が見てるっていうんだ??」というモードに昨年くらいからなり始めておりました。

 

そこへ先日お店に遊びに来た常連さんが、「店長・・・もうね。前々違うよ」と耳元で囁く(耳元はウソですw)のでもうたまりません。

 

「そうか!そうなのか!!全然違うのか!!」とその場でアマゾンに注文してしまいましたw

 

やってきたのはコレ。

 

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ラフ&ロード製です。

製品としても定評があるうえ、その常連さんも愛用されているとのことで特に他のアイテムとは迷いませんでした。

 

ただし冷静になればラフ&ロードさんの製品でしたらお付き合いのある問屋さんから仕入れ可能でしたwww

普通に一般顧客として買っちゃったよww

 

 

これも前から見る分にはそんなに目立ちません。

 

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しかしこの角度から見ると何ともデカい!!!

 

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ワハハハハハ!ダセぇ!!!

凄まじくカッコ悪いよ。

 

カッコ悪すぎてひとまわりして案外カッコ良く見える・・・・ということも全くないカッコ悪さだw

 

で、早速先日の蟹喰い山陰ツーリングに実戦投入してみました。

 

結果・・・もうこれまでとは全く次元の異なる暖かさです・・・

 

このツーリングの二日間、気温はそれほど低くならず、概ね7〜13℃くらいの間をいったりきたりという感じでした。

 

この温度域ですと高性能ウインターグローブ+グリップヒーターで何とか耐えられたでしょう。

 

しかしこの想像を超えた暖かさは、これ以下の温度域でも全く問題なく対応してくれるだろうことは充分想像出来ました。

 

何しろグリップヒーターを初めて「熱い!」と感じました。

 

ちなみにグローブは、完全にタウンユース用の薄いものです。

これまで僕は初冬や早春の自転車用にしか使用していませんでした(厳冬期ですと自転車でも耐えられない防寒性能しかありません)。

 

 

これでグリップヒーターはほとんど「ロー」もしくは「ミディアム」で充分でした。

 

いやー・・もう・・これは後戻りできないなぁ・・・

 

でもこれを推奨しちゃうと、僕は職業的に自社製品全否定になる危険性がありますw

 

まーでもほとんどのスポーツバイクユーザーは「効果は分かっててもカッコ悪いから付けてない」のでしょうし、「見た目よりは防寒性!」という割り切ったライダーはもう既に装着済みでしょうし、このブログで僕がハンドルカバーを褒めちぎったからと言って明日からクシタニのウインターグローブの売上が激減するなんてことは無いでしょう。

 

そんなわけで、今回は「クシタニの店長として」ではなく「いちライダー」として、付けようかどうしようか迷っているライダーさんがいらっしゃったら背中をちょっと押します。

 

ちなみに、シールドの位置を直したりするのに一度カバーから手を抜いて、また入れなおす時にハンドルが見えないためタイムラグが発生して危険・・・ということは、このラフロー製カバーにはありませんでした。

 

 

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2019.11.24 Sunday
ブーツ左右色違いオーダー:KUSHITANI名東店

先日、「ブーツを左右色違いで作りたいんだけど・・・」というご相談を頂きまして出来上がってきましたのがコレです!

 

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基本のベースは同じ色なのですが、スネパット(とフチ)の色を左右変えています。

 

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これだけでかなりオリジナリティが出ますね。

 

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通常イージーオーダーでは左右同色が原則なのですが、「フルオーダー扱い」ならば制作可能です。

 

お代金は既製品+¥6,000です。

スネパット交換だけでも工賃¥5,000かかりますので、これはバーゲンプライスと言ってもいいのではないでしょうか??

 

ちなみに左右同色のカラー変更ですと既製品+¥3,000とお手軽なお値段でお受けしておりますので是非ご検討くださいませ♪

 

色替えシミュレーションはコチラで出来ますよ〜!

 

 

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2019.11.22 Friday
恒例!秋の蟹喰いツーリング!:KUSHITANI名東店

もう10年以上に渡って11月の第三週に行っております「蟹喰いツーリング」に今年も行ってまいりました。

 

クシタニの各店(西宮、京都、箕面、熊本)店長と本社スタッフも加え、総勢8名でのツーリングですが、名古屋方面から参加は僕だけですので往路は単独行動です。

 

行き先は城崎温泉でしので、順当に行けば名神→北陸道→若狭舞鶴道路経由で宮津まで行きそこから下道・・・というのが最短ルートではあるのですが、ずーっと高速ってのも味気ないのと、対面通行の若狭舞鶴道があまり好きではないので、木之元で降りて琵琶湖沿いを進みます。

 

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先週自転車で通った道をオートバイで通るというのも面白いかな?と思ってこのルートを取りました。

 

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名古屋を出た時は晴天でしたが、北陸道に入った途端どんよりとした曇り空です。

 

結局小浜からまた高速に乗り、後は規定のルートで目的のホテルに4時頃着きました。

 

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もう何度かお世話になっている川口屋さんです。

 

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ちょうど京都・西宮組も到着したところのようで、早速「外湯めぐり」に出かけます。

 

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城崎は外湯が幾つもありますので、それを巡るのも楽しいですよね。

 

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それにこの夕暮れの温泉街の雰囲気はいつもながら最高です。

 

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外湯に3つばかり入り、合い間合い間に写真を撮り歩きホテルに戻るといよいよお待ちかねの夕食です。

 

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もちろん蟹づくし!!

 

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お腹いっぱいになり、ラウンジでカラオケの興じ、この日は終了です。

 

しかしこの時期の日本海らしく、翌朝は雨模様・・・

 

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まずは温泉街を冷やかし、お土産などを物色します。

 

そしてこれも毎度恒例、お昼ご飯に出石でお蕎麦を頂きます。

 

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昨晩も結構たらふく食べた上、朝ご飯もたっぷり頂いてますので、そんなにお腹が空いていませんでしたが、お蕎麦ですとスルスル入るのが不思議ですね。

 

さて、ツーリングはここで解散ですが、ここでもまだ雨が止みませんでしたので、もうこの日はまっすぐ家に帰ることにします。

 

最短距離で、福知山から高速に乗り一路名古屋へ・・・

 

北陸道に入った辺りでようやく雨も上がりました。

 

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いやぁ・・・この秋の蟹ツーリングで明るいうちに帰ってくるのなんて初めてかも??

 

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今回はちょっと新しいアイテムも導入したりしましたのでまたご紹介しますね!

 

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2019.11.21 Thursday
BSA・SRがやってきた!:KUSHITANI名東店

本日当店へ初めてお越しになるお客さん、ウインタージャケットを見に来られたのですが、商品説明に入る前に乗って来られたオートバイに釘付けになってしまいました。

 

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90年代半ばにデイトナがリリースしていたSRのカスタムコンプリート「BSA・SR」です。

 

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SRカスタムの中でもBSRゴールドスターをモチーフとするのは王道中の王道ですが、このBSA・SRはそんな星の数ほどある「BSA風カスタム」とは明確に一線を画します。

 

この画像を見ればお分かり頂けるよう、このオートバイはフレームから新造されているのです。

 

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SRのセミダブルグレードルと違い、ダブルグレードフレームの、所謂「フェザーベッドフレーム」を模した形状ですが、このコンプリートマシンにおいてこのフレームの果たした役割は、その外観や乗り心地よりも、(僕個人としては)「エンジンを直立させることが出来た」というところにあるんじゃないかと思っています。

 

SRはエンジンが軽い前傾をしています。

 

どんなにカスタムを施しても、このエンジンを直立させるのは相当困難でしょう。

 

機能上なんの影響もないところではありますが、エンジンが直立していることでより「正しい英国車風」の雰囲気を持たることが出来ます。

 

90年代のSRブームの頃に、スズキが対抗馬で出した「テンプター」はそこを意識したのでしょう。

エンジンは直立して搭載されていました。

 

しかしセールス的にはSRの牙城を全く崩すことが出来なかったのがまた興味深いところですね。

振り返ってみれば、このジャンルの「SR」というブランドの強固さを再認識させたのがこのテンプターという車種の歴史的意義とも言えるかもしれません。

 

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ポジションは正統派カフェレーサーそのものです。

 

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メーターは純正を流用していますし、トップブリッジにハンドルクランプ用の穴が(埋めてあるにせよ)残っているのは純正部品を流用しているようです。

 

 

この辺りはコストとの兼ね合いなのでしょうが、このオートバイ、驚くべきことに完成車の状態で80万円くらいで販売されていたと記憶しています!

 

これはもう驚くべきバーゲンプライスです。

 

当時SRの新車が45万前後だったと記憶しておりますので、新車の2倍弱の価格で、フレームから新設計されたコンプリートバイクが手に入ったのです。

 

これは僕がSRを購入して間もなく発表され、「うわ!!!こっち買えばよかった・・・」と歯ぎしりした苦い思い出も思い出したりしました(笑)

 

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25年の時を経てして初めて出会った(いや・・過去に一回くらい見たかな??)憧れの車種です。

 

聞けばこのオーナーさん、これが初めてのオートバイで、先輩から譲り受けたんだとか。

 

「何があっても手放さないでくださいね!」と実に余計なお世話なアドバイスをいたしましたが(笑)、末永なくこのオーナーさんの手で走り続けることを願ってやみません。

 

先週はスズキ・グース350に乗った若いお客さんがご来店されましたし、空冷シングルエンジンのオートバイへの憧憬がちょっと高まりつつあります。

 

 

 

 

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